ビジネス英会話の語彙力向上に関しての提案
以前のブログでも書きましたが、現在の自分の英会話力の50%以上は映画から学んだと言っても過言ではないです。
語彙力に関しても映画からほぼ得られていると言えます。
語彙力に関して映画から学ぶという手法だと、映画のジャンルに依存してしまい、学ぶべきビジネス英会話のための語彙力を上げられないというデメリットがあると考えてしまいがちです。
以前書いたブログでもお伝えしたように、好きな映画であれば、好きな俳優や好きなシーンと言うことが記憶に強く留めてくれる働きをしてくれます。
ビジネス関係の映画であれば、会議のシーンなどは数多くの映画で散見できます。
例えば最近一番お気に入りでNetflixでも観れる『マイ・インターン』はカジュアルにITベンチャーのビジネス英会話を学べると良い教材だと思います、もちろんこの映画でビジネス英会話の全てを網羅できるわけではないですが、語彙力を上げるきっかけとしては良い教材だと思います。

2015年公開、ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ主演
例えば1:03:30秒あたりから下記の様な話が始まります。
[英文]
I took a look at the data purchase patterns. Well, I enlisted Becky’s help. It seems the most expensive place you’re advertising is actually bringing you the customers who are spending the least. And the channels you’re least investing in are adding enormous value in segments that currently appear to have low value, but actually have the highest spending potetial.
That’s what I could tell so far.
[日本語訳]
データの購買パターンを見てみました。ベッキーの助けを借りたんですが。実は、あなたが一番高額な広告を出している場所が、実際には最も支出の少ない顧客を呼び込んでいるようです。そして、あなたが最も投資していないチャンネルが、現在は価値が低いように見えるセグメントに大きな価値をもたらしています。しかし、実はそのセグメントが最も高い支出の可能性を秘めているのです。
主人公のBenは40年に渡りブルックリンの電話帳会社で印刷部門の責任者と、広告営業の責任者として従事していた実績をかわれ、シニアインターンにも関わらず購買パターンの分析を頼まれるというシーンです。
上記の各文章の意味や構造をまず理解しているという前提が入りますが、Netflixは英文が見れますので、ターゲットの文章を繰り返し見ながら英文を追うことでネイティブが話すスピード感やFlow・発音をトレースすることが出来ます。
purchase : 購買
enlisted : 〜の助けを借りる
advertising : 広告
customers : 顧客
least : 最小の
channel : チャンネルと言っていますが、ここでは広告を打ったとあるペルソナという意味です。
segments : グループや仲間分け
value : 価値
potential : 可能性
などがビジネスの際にはよく使われる単語になってくるかと思います。
そのほかにも聞き覚えのある単語や、こういう場面でも使えるのかと思う方も多いと思います。
基本的に英語は様々な要因で単語の語尾と次に来る単語の頭が繋がって流れるという現象がよく起こります、母音と子音が常に一体となって発音する日本語とは全く『音』が異なるわけで、日本人のリスニング能力に一つの大きな障壁となっているわけです。
この部分を攻略するのに一番効率的なのは、自分がその発音・フローで喋れることが最短だと確信を持ってお伝えできます。
上記文章は簡単すぎると思われるかもしれませんが、意外と映画を見ながら同じスピードで話すとなると、かなり反復しないと無理だと思います。
実際に発音の詳細を記載するのは、また別のブログを投稿しようと思っていましたがあえて下記ジョン万次郎形式で上記文章を表現してみます。
あいとぅっかるっく あっとでいた ぱーちぇすぱぁたーんず
ぅえる あいえんりすてっど ベッキーずへるぷ
いっすぃーむずだもーすと えくすぺんしぶぷれいす ゆーあぁあどゔぁたいじんぐ いず くぁれんっりーぶりんぎんゆー だ かすたまーず ふーあーすぺんでぃんだもーすとぅ
全文だと長くなるのと、めちゃくちゃ読みづらいので割愛しますが、ご自身で発音するのと大分違っていると認識ができると思います。繋げるところと切るところで伝えやすさを表現しているというところでしょうか。
あなたも実際に大好きな映画を英語の教材とし勉強することを強くお勧めします。
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