英会話力向上のお話し
日本人は小学校から英語に触れているにも関わらず、英語を喋ることは出来ない国民として世界にも認知されていると認識しています。
下記自分の英語圏の人との会話で得た見解で恐縮ですがいくつかの理由です。
① 日常的に英語のシャワーを浴びる機会が少ない
② 外国語の発音に比べて日本語の発音は平坦(子音と母音が必ず一緒に発音される)すぎる
③ 漢字の発達により、口語でのコミュニケーションに同音異義語が多い。
④ 勉強するうえでまず英語をマスターする必要がないほど、日本語での学問がすぐれいてる
①に関して日本の国民性なのか英語のシャワーを浴びる機会を作るのが苦手です。
やる気と資金がある人は英会話教室などに出資をし、自分に拍車をかけて英会話教室に通いなんとか喋れるようになろうとするが、満足のいくシャワーにならないことがほとんどなのではないでしょうか。
理由としては、話している内容が面白くない場合がほとんどかなと思います、要は記憶に留められないことがほとんどだと思います。
自分の場合は仕事で全く喋れない状態から英語で仕事することを強いられてた時期が20代前半で約5年ほどありました。これは本当に大変でおすすめは出来ませんが、英語の世界に日本人1人で飛び込むことが世の中で一番手っ取り早い方法だと断言できますが、これはなかなか実行することはできないと思います。
そんな中私の主観を押し付けるかたちになり恐縮ですが、手っ取り早く英語のシャワーを浴びる手段としては『映画』を一番と言っても良いと思います。NetflixやAmazon Primeなど映画を見放題で見れるこのご時世は英語シャワーを浴びることは何より楽しさを伴うからです。
見たことのある大好きな映画を英語学習用の教材ととして活用することに利点はたくさんあります。
・字幕がある
・好きなだけ繰り返せる
・状況が見てわかる
・教科書に載っていない様な表現の仕方がある
・何より楽しい
・そのままその映画がネイティブとの話題に活用できる
シャドーイングという手法に近いやり方になります。こちらは英語の基礎知識がなければ意味がないなど賛否両論ありますがまずは日常的に英語を好きになる目的としては一番お勧めする手法ですね。モノマネをすると言った方が早いかもしれません。モノマネが出来ればネイティブとの会話の時にさらに盛り上がります。楽しくなければ続きません。
デメリットとしては体得したい目的の文法が身につかないなどがありますが、まずは英会話を好きになる(苦手意識を払拭する)手段として自分は一番活用してきているし、現在も活用している方法だからです。
②の日本語の発音がフラットという意味はそのままで、英語には子音のみで発音する言葉がたくさんあるからです。
例:break = ブレイク
breakの本当の発音を文字にすると、bに母音はありません、rは下を巻いてレと発音し、eakはイクと発音しますが、最後のkに母音はありません、母音のないbは『ブ』の母音なしで、kは『ク』の母音なしと言ったイメージです。
この様に日本人が普段生活していて決して発しない発音が外国語には多々あります。
子音の概念はご自身で経験し体得・理解してもらう以外ないと考えます。
腑に落ちればさほど難しいことではない気がします。
③日本語の漢字の発達により、異音同義の言葉が多いということですが、日本語の音は50音あるというルールがあります。対して英語は28文字のアルファベットの組み合わせで様々な言葉を作っています。50音は全て母音と子音から成り立っており、組み合わせの数はアルファベットよりも少なくなると考えられます。
例えば端と橋と箸のように同音ですが言葉のイントネーションや使い所によって使い分けられることに慣れている我々日本人は、同音ですが、橋を持つ手は右手などと言わないですよね、はしを持つ右手のはしは必ず箸という漢字に紐づけられるからです。
この辺りを理解し、子音と母音の関係を理解すると各単語の発音の意図がわかり、英会話が上達する一つの有効な学習手段となるからです。
④の日本語で学問はほぼ習得できるということも大きな理由の一つだと思います。
科学や数学、量子力学といった難解な学問も日本語で習得でき、世界に通用する知識を得られる点にあります。
最近経済発展しているインドや東南アジアの国々では、自国の言葉では高度な学問を学ぶ際、自国の言葉では勉強できず英語で学ばなければならなりません。こう言った言語的な問題が英語学習への理解をより深める傾向にあるのだなと思います。
日本は島国という地理的条件もあり、外国人とコミュニケーションを取るということに対して慣れてなく、また慣れることが難しいため一定の緊張感を持ちます。
外国の方々は単純に慣れているのです。
統括として自分が言いたいことは、とにかくアウトプットをすること、コミュニケーションをとる場面を増やすことだと考えています。そのためのシュミレーションは大事です。プレゼンの様な感覚で準備をし、実際の会話で当たって砕けてそこの失敗をまた話題としてネイティブにぶつけて解決していくという作業が大切なんだなと信じています。
あなたもネイティブと楽しく英会話をしたいと切に願う様であれば、映画でネタを仕込みそれをアウトプットする機会を設けた方が楽しく続けられると信じています。
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